けんけんのＯＰＬＬ(後縦靭帯骨化症)闘病日記☆

１２月１０日　手術３日目。



深夜１時３０分に目が覚めた。

睡眠時間は３時間３０分。



朝方まで血栓予防のため足首を動かしつづけた。


５時をまわる頃ウトウトし始めた。

３０分以上は眠ったのかもしれない。



気がつくと、男性特有の朝の生理現象が起きていた。

骨を切り開き、ひどい痛みが続いているにもかかわらず…

人間ってスゴいなぁと、妙なところで感心していた。



朝食の時間に合わせて妻が来てくれた。



目の痛みは引いてきたが

ゴロゴロ感がまだとれない。



メニューは　食パンとポトフ。

妻の手を借りて、何とか７割程度まで食べることが出来た。

朝食後 妻とともに歩行器でトイレまで歩いてみた。



部屋に戻ろうとすると入り口に親父が立っていた。

仕事のついでに立ち寄ったという。



顔はむくみ、左目のあたりはどす黒く腫れ、坊主頭に無精ヒゲ。

首にはごっついカラーを巻いて、歩行器でフラフラと歩いている姿を見て

二つ三つ言葉を交わし

帰っていった。

後から聞いた話しだと、想像を遥かに超えたひどさでドン引きしていたらしい（笑）



妻も、車に一緒に乗せてもらって帰りたかったらしい。



その後　少しずつ左目が開いてきた。

妻に付き添ってもらい、廊下をグルグルと歩行器で歩き回った。



しかし、連日の介護でフラフラだったので

早めに妻を自宅に帰した。

せめて視力さえまともだったら、こんなに苦労をかけなかったはずなのに。。。

申し訳ない。。。



昼食は牛丼。

これも７割程度を食べるのがやっとだった。



午後になり縫合箇所のすぐ脇に出ていた、溜まった血液などを出すための管が取れた。



夕方　昼に退院された方のところ、北面の窓際へベッドを移動してもらった。

おかげで広さは１．５倍以上になり、東京タワーや六本木ヒルズなどが一望出来る。



夕食は鮭の塩焼き。

これも８割くらい。



夜になり、最後の点滴を打つ。

翌日から抗生物質は錠剤に代わるらしい。



ずっと左腕に刺さっていた点滴の針がようやく外された。



やっと身軽になった。

まだ時間が早かったので、
歩行器を使いながらグルグルと廊下を歩き回った。



無意識のうちに、トトロの挿入歌の『さんぽ』

♪歩こう〜　歩こう〜

私は〜　元気〜♪

…と口ずさんでいた（笑）



少しでも早く日常生活に戻れるようにと、

痛みをこらえながら　ただひたすら頑張った。