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2008年10月30日

『手術』について思うこと Part.3☆

この病気になって

『どうして自分が・・・』と嘆いたことは一度も無い。

自分でも不思議なくらい。



仮に、自分の不摂生がたたって患った病気ならば

もしかしたら

悔やんだり、嘆いたり、腐ったり、当り散らしたりしたかもしれない。



でも、この病気の特徴をみても そうではない。

自分の場合は、『そういう宿命だった・・・』と諦めがついている。



この病気を患っていても

症状が出ない方(以前書いた『予備軍』)はたくさんいる。



症状が出ないうちに

不幸にも事故などにより突然首から下に麻痺を起こし

現在も入院されて頑張って闘ってる方もいる。



・・・2年前。。。

工事現場の打ち合わせが終わり

現場事務所の2階から下りようとして

雨に濡れた階段で滑って落ちた。。。



もしかしたら

自分も彼と同じ状況になっていたかもしれないのだ。



自分の場合、症状が先に出た。



紙一重の差だった。

なので、嘆くのではなく 

症状が出てラッキーだったと思っている。



症状が出て 難病だとわかった後

悩んだり嘆いたりせず

一生懸命に調べまくった。



守るもの・背負っているもの

これからの自分の人生のために必死だったのかもしれない。



自分はこう信じている。

難病だから 『なるようにしかならない』のではない。

頑張れば きっと『なるようになる』のだ、と。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)まとめ

2008年10月29日

『手術』について思うこと Part.2☆

『手術』をタイミング別に分けて 例を挙げてみると



事故などで急激に悪化した場合に行われる緊急手術。



10年、15年と長い期間を経て徐々に悪化し

重度の障害が現れてきた段階での手術。



重度の障害は出ていないものの痛みやしびれなどの症状があり、

明らかに脊柱管の狭窄等がみられ早期の対策を

施したほうが良い、いわゆる予防的手術・・・などである。



この『予防的手術』についての是非については

医師においても見解が分かれるほど難しいようだ。



頚椎の場合の手術の方法は主に次の3通り。



前方除圧固定術・・・・前方侵入による手術。

             圧迫している箇所の骨を取り除き

             取り除いた箇所には人工骨や自分の腸骨などを移植する。


             
椎弓形成術・・・・後方侵入による手術。

           圧迫している箇所の骨を切り開いて固定する。




後方除圧固定術・・・・後方アプローチによる除圧、固定術。

              圧迫している箇所の骨を取り除き
  
             他の箇所の骨を移植するかスクリューなどで固定する。           



どの方法で行われるかというのは、

骨化や患者の状況などに応じて医師が判断する。



しかしながらいずれも

頚椎を切り、脊髄の圧迫を取り除くという

非常にデリケートな箇所のリスクが高い手術であることは間違いない。



そのような箇所の手術は

医師側も我々患者側も、出来ることなら避けて通りたいと思うだろう。



この病気は

高齢の方に多くみられるという特徴がある。



重度な障害が見受けられない限り、

回復力や予後の見通しという面からも

高齢の方なら尚更

大きなリスクがある手術はせずに

保存治療で済むことに越したことは無いと思う。



しかし私の知る限りでも

私と同じように30代・40代の患者さんもたくさんいる。



私の場合

重度の障害は出ていないものの

脊柱管スペースの最も狭いところが7.5mmという

危険な範囲に入ってきている。

すなわち、事故や転倒などの衝撃で脊髄損傷になりかねない状況なのである。

12月に行われる予定の『手術』は

前述の『予防的手術』に当てはまる。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)まとめ

2008年10月28日

『手術』について思うこと Part.1☆

この病気は はっきりした原因はわからない。

進行度合いもさまざま。

手術をするタイミングも医師によって見解が異なる。

手術をした効果というのも さまざまである。



今週から、先日コメントをいただいたwaeさまに教えてもらった掲示板

『頚椎後縦靱帯骨化症とともに生きる』を読み始めている。

大変興味深く、共感する部分がたくさんあり、

あらためてこの病気について学ばせていただいている。

一通り拝見した後に 自分も参加させていただきたいと思っている。



その掲示板には、同じ病気と闘っているたくさんの方たちが書き込んでいる。

高齢の方に多い病気だというが

私と同年代やもっと若い方々もたくさんいた。



そして手術をされた方で全ての症状が無くなった方、

何の改善もなされなかった方、

後遺症や合併症に悩んでいらっしゃる方、

診断直後で不安になられていらっしゃる方、

手術をするかどうかの選択を迫られている方、

手術はどうしても避けたいという方・・・

さまざまな状況の方々がいた。



自分の場合をいうと

診断されてまず不安になったのが

今後どのようになっていくのか。

次に考えたのは、

手術をすれば治るのか。

それはいつどのようなタイミングで

どのような方法での手術になるのか、ということだった。



今後どのようになっていくのか・・・

・・・例はいろいろあるとしても、

いつ頃どのように進んでいくのかというのは医師でもわからない。



・・・手術をすれば治るのか・・・

手術をしても圧迫を取り除いて症状を和らげるのみで、

根本的な靱帯の骨化というものは止まるものではない。

手術の方法は、骨化の状態・患者の体調や条件など

ケースバイケースで医師が判断していく。



ここまでは、診断後に自分で調べただけでもすぐにわかった。



しかし、『手術のタイミング』についてだけは

いろいろなサイトや本を見ても意見はさまざまだ。

専門の医師によっても意見は異なっているし

自分の場合でも、

地元と東京のそれぞれの担当医の間でも

いまだに賛否両論。。。



いろいろ収集した情報と

多くの患者さんと交換した意見を元に

ずぶの素人なりに『手術』についてとことん考えてみた。

次回、自分が思うことをありのままに書いてみようと思う。
  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)まとめ

2008年10月26日

原因 Part.3☆

前回の続き


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


この病気に関係していると思われる主な要因は次の通りとされている。

・家族内発症

・性ホルモンの異常

・カルシウム・ビタミンDなどの代謝異常

・糖尿病、肥満傾向、老化現象、全身的な骨化傾向

・骨化部位における局所ストレス


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


上記の前半は前回記事参照。


糖尿病

・・・おそらく合併症として患っている方が多いのだろう。。。

  自分は呑兵衛のくせに甘いものも大好きだ。

  でも今のところその気は無いようだ。

  ・・・そういえば前職時代に

  5歳くらい年下の取引先の担当者が

  それまで何の前兆も無かったのに

  ある日突然目まいとともに倒れ

  救急車で搬送された病院で宣告されたのが糖尿病。

  30代前半で体型もわりと普通だったのに。。。

  週3回の透析は過酷そうだった。

  自分もこれからも気をつけなければならない病気の一つだと思っている。



肥満傾向

・・・現在のところ体重・体脂肪率ともに標準の域から出ていない。

  しかし発病前と比べると、運動量は激減している。

  実際に診断後5ヶ月弱で体重が6kgほど増えている。

  妻の協力によりまだ6kgにとどまっているという表現のほうが

  正しいかもしれない。

  それくらい夏も秋も食欲が旺盛だ。

  これについても今後要注意だ。



老化現象

・・・この病気はほとんどが40代以上の発症し

  50代・60代の患者さんがもっとも多いという。

  30代での発症は稀らしい。

  しかし自分はギリギリと言えども発症したのは30代。

  いろいろなサイトや掲示板を見てみると

  30代・40代の患者さんを結構目にする。

  中には20代後半という方もいた。

  調査研究中と言われればそれまでだが
 
  高齢者特有の病気という概念は無くした方が良いと思う。



全身的な骨化傾向

・・・後縦靭帯に骨化が見られる患者さんで

  胸椎や腰椎にも同じく骨化が見られる方は多いと聞く。

  自分も念のため腰椎の検査を勧められた。

  やはり体質的に、頚椎にとどまらず

  全身にもそのような現象が起こりやすいということなのだろう。

  

骨化部位における局所ストレス

・・・自分の場合 これがもっとも当てはまるような気がする。

  後湾曲している形状が関係しているのではないか。

  (・・・もちろんこの病気の方がみな後湾曲しているわけではない。。。)
  
  もっとも狭窄している5番付近は

  本来逆に湾曲していなければならない部分。

  首の凝りやハリもこの辺りがもっとも激しい。

  後湾曲という形状は衝撃を受けやすいという。

  知らないうちに負担がかかっていた可能性は高いと思う。

  

以上のように 様々な視点から検証してみて感じたのは

原因を一つに絞ろうとするから無理があるのかもしれないということ。

きっと 年齢的なものや、先天的な体質によるもの

生活習慣や他の病気によるものなど・・・

複雑に絡み合って発生しているのだろう、

・・・などと勝手に想像している。
  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(2)まとめ

2008年10月25日

原因 Part.2☆

前回の続き


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


この病気に関係していると思われる主な要因は次の通りとされている。

・家族内発症

・性ホルモンの異常

・カルシウム・ビタミンDなどの代謝異常

・糖尿病、肥満傾向、老化現象、全身的な骨化傾向

・骨化部位における局所ストレス


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

家族内発症

・・・これについては前回の記事を参照



性ホルモンの異常

・・・調べてみると主に女性に多くみられる・・・のかもしれない。

  ちなみに、男性の性ホルモン異常の主な症状は

  性欲低下、インポテンツ、不妊症、女性化乳房など。。。

  。。。これは私には当てはまっていないみたい。。。



カルシウム・ビタミンDなどの代謝異常

・・・どちらも骨を形成するには欠かせない。

  代謝異常ということは、体外に排出されずに蓄積されていくということか??


  私の場合 骨については、
  
  回転遊具から振り落とされようが

  犬・猫にガブガブと噛み付かれようが

  階段から落ちようが

  プロレスごっこで投げ飛ばされようが

  決して折れることもヒビが入ることも無かった。 

  
  そういえば・・・

  中学~高校時代は牛乳を1日に1リットル近く飲んでいた記憶がある。

  もしかしたら 過剰摂取だったのか?

  しかし、どちらかというと歯は弱いほうだ。



この『後縦靭帯骨化症』は

『脊柱を縦走する後縦靭帯が骨化し増大する病気』とある。


私は他の方へこの病気を説明するときには

OPLLクラブのTOUTAKE代表と同じように

『頚椎の靭帯が骨に変わって脊髄を圧迫する病気』と話す。

正しい表現かどうかわわからないが

このように簡単にわかりやすく説明するようにしている。



では、本当に靭帯が骨に変わるのか。。。



実際に、肥厚して硬くなった箇所の靭帯を摘出し成分検査をしたところ

骨の成分と全く同じだった、との検査結果を目にした。



調べてみると・・・

本来は、背骨がずれないように

そして脊髄を保護するクッションの役割を果たしている靭帯。

その靭帯に、骨の成分が老化により沈着して徐々に厚みを増してくる・・・

・・・というようなことが書かれてある。



骨に変わる、というよりも

まるで鍾乳洞のように、靭帯に少しずつ骨の成分が付いていく・・・

・・・ということなのか。。。。



ということであれば

骨との成分の一致

ほとんどが40歳代以上の発症

長い経過を辿りながらの進行・・・

これらはいずれも 私のような素人目からも納得がいく・・・ような気がする。。。



次回も同様に 他の要因も検証していこうと思う。




(注)・・・私は医学を学んだわけでも詳しい知識があるわけでも無い

     全くの素人です。

     前回と同様、自分なりに検証したことを書き記しているだけですので

     御了承願います。
              

  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)まとめ

2008年10月24日

原因 Part.1☆

この『後縦靭帯骨化症』という病気は

明らかな原因は不明とされている。


難病情報センターの説明を参考にすると・・・

『原因』とまでは決定付けられないが

『関係するもの』としては

・家族内発症

・性ホルモンの異常

・カルシウムなどの代謝異常

・糖尿病、肥満、老化現象、全身的な骨化傾向

・骨化部位における局所ストレス など

いろいろな要因が考えられているらしい。



一番初めに挙げてある『家族内発症』においては

遺伝子の研究から有力視されているそうである。



以前 『家族内発症』という言葉を目にした時

実際に両親に聞いてみた。

肩凝りはあるがしびれや痛みという症状は無いとの事だった。



この病気は、交通事故やけがなどで頚椎のレントゲンを撮ったときに

偶然発見されることが多いらしい。


つまり明らかに骨化が起こっていたとしても

発症はしていないケースが多いということである。


そのまま発症せずに一生を終えることも多い難病ということになる。

少々不思議な感じがした。



両親の場合も、もしかしたらこのケースに当てはまっているのかもしれない。

そうだとすると、

発症以前に当たる『予備軍』は、

実際かなりの数がいるのではないだろうか。。。



上記に『遺伝子の研究』とある。

この病気は『遺伝』するのか・・・


『関係するもの』として『全身的な骨化傾向』とある。


発症する年齢のほとんどが40歳以上という傾向から・・・

どうやら『病気自体の遺伝』というよりも、

『骨化しやすい体質の遺伝』との捉え方が正しい気がする。

(・・・これはあくまで私個人の見解です)


次回で

その他の『関係するもの』を 自分なりに検証してみようと思う。
  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(2)まとめ

2008年10月23日

特定疾患☆

この病気のことを調べようと思っても

図書館にある一般の医学書でさえも ほんのわずかしか載っていない。



いまのこの時代に

もしインターネットが無かったら・・・

今のようにこの病気と闘うことは出来なかったかもしれない。



でも どのような情報でも簡単に素早く入手できるぐらいに進歩した現代でも

難病というものが なくなってはいない。



現在 いわゆる難病といわれる不治の病のうち

特定疾患と指定されている疾患の数は123。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


特定疾患とは・・・原因不明で、治療方法が確立していないなど

           治療が極めて困難で、 病状も慢性に経過し後遺症を残して

           社会復帰が極度に困難もしくは不可能であり、

           医療費も高額で経済的な問題や介護等家庭的にも

           精神的にも負担の大きい疾病で、その上症例が少ないことから

           全国的規模での研究が必要な疾患のことをいう


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


そのうち45疾患の医療費は公費負担助成の対象となっている。

この123分の45という数字が多いと感じるかそうでないかは

人それぞれの感じ方によって違うと思う。



特定疾患のリストを見てみると

進行することにより死に至るケースが多いという疾患がいくつかあった。



少なくとも私が患っている『後縦靭帯骨化症』は

日常生活に大きな支障をきたすとしても

それによって直接命にかかわるということは無い。



公費対象と指定されているのは

発症率が1.5%~5.1%と他の疾患と比べ

患者数が多いためなのかもしれない。



特定疾患の中には調査研究が進み

致死率が大きく減少している疾患がいくつもある。



きっと医学が日々進歩している証なのだろう。



このまま調査研究が進み

特定疾患の数が減少していき

いずれは難病という言葉すら無くなるという時代が来ることを

願うばかりである。
  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)まとめ

2008年10月22日

軽快患者☆

『OPLL』について 

PCと携帯を駆使して暇を見つければ検索している。

彷徨っていて偶然見つけたのだが

ふだんほとんど見ることの無い2ちゃんねるに

この『頚椎後縦靱帯骨化症』についてのスレッドが立ててあった。



最初から現在に至るまでの約2年弱の分すべてに目を通した。

発症から手術、術後に至るまで

また、病院選びから手術の是非まで

さまざまな方が書き込んでいて実に興味深い。



なるほどと思う部分もたくさんあったが

中には都市伝説的なものもあり

画面に向かってツッコミを入れてみた。



読んでいて真っ先に感じたことは

そこに書き込んでいた方の症状と比べると

自分の症状は実に軽い、典型的な『軽快患者』であるということだ。



現在の私の症状は

痛みに対しての『慣れ』というのもあると思うが、

絶えられない痛みではない。

身体を捻ったりよじったり背伸びをしたりすることにより

自力で紛らわせることが可能な程度である。



本格的に発症した直後の4~5ヶ月前の症状である

起床時に左腕が張り裂けるような痛みや

右側を向いてしか横になれないなどということは格段に少なくなった。

もしかしたら投薬治療が功を奏しているのかもしれない。



もちろん症状が全く無いわけではない。

つまずいたりしたら激痛が走る。

首・肩の異常なほどの凝りや

左手のヒジから指先にかけてのシビレやざわつきは変わらないし

いまだに2時間に一度は横にならないとしんどい。



首を動かすと

パキパキと鳴ったり 骨がきしむ音や

シャリシャリという臼で粉を挽くような音までするようになった。



しかしそこには5年10年・・・と長い間 

私よりももっともっと重い症状と闘っている方がたくさんいた。

中には20代で診断された方もいた。

前方法と後方法とを同時に手術をされた方もいた。

手術をしても全く症状が緩和されない方もいた。



それまで病名さえも耳にしたことが無い

原因も究明出来ず

決定的な治療法も

完治する見通しさえも無いこの難病に対して、

みんなみんな藁にもすがる思いで

必死になってこの病気のことを調べ

そして悩み、苦しみ、闘っているのだ。



  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(7)まとめ

2008年10月21日

アクシデント☆

10月19日

天気に恵まれた日曜日ということもあり

朝から家族で市内で開催されているイベントに出かけた。



フリマや救急救命の講習など一通り見終えたあと

少し離れた別の場所で開かれている

レンタルボックスの移動販売特設会場へと徒歩で移動した。



主催が某ハウスメーカーということもあり

モデルハウスまるごと1軒が会場となっていた。



妻は販売されている手作りの小物を見て回り

娘は中で開催されていた手作りポップアップカードを楽しんでいた。



私はというと

小さい子供がいる家庭にピッタリの間取りと

近代的な内装が施されているモデルハウスを感心しながら見学していた。



妻と一緒に

二階から階段を下りていた その時・・・



足元が滑り 身体が一瞬宙に浮いた。。。



えっ!?



あまりにも不意な出来事で

何が起こったのか理解できない。



反射的に手摺にしがみつき 

すぐ後ろで妻が支えてくれたおかげで

2段程度踏み外しただけで

尻もちや落下することは免れた。


***************************


以前紹介したように

靭帯が骨化していることにより脊髄が圧迫されている状態で

転倒などで頚椎に衝撃が加わっただけで脊髄を損傷してしまう恐れがある。

脊髄損傷。。。それはすなわち四肢麻痺を意味する。。。


***************************


会場だったモデルハウスは

さほど広くは無い建坪を

有効的に活用した間取りとなっていた。

途中90度に折れている階段には踊り場が無い。

折れている内側はほとんど踏みしろが無い階段となっている。



小さい頃にこのタイプの階段で落ちた経験があり

二階へ上っていくときに嫌な予感がした矢先の出来事だった。



直後は衝撃により両腕に痛みが走ったが

幸いすぐに治まった。



尻もちをつくかどうか まさに紙一重だった。

寿命が縮む思いをした。。。



『せっかく手術が決まったっていうのに・・・気をつけなよ~』

妻の言葉が痛い。。。

全くもってその通りだ。



少なくとも あと1ヶ月半。

気を抜かないように注意を払わなければならない、と

改めて思い知らされた。


  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(6)手術直前

2008年10月20日

申請 Part.2☆

窓口に 申請書・個人票・源泉徴収票・住民票・保険証の写しを提出した。

受給者証が届くまで2ヶ月程度を要するが、

窓口で収受した日が基準日となるということだった。



ちなみに 先日入院手続きをした際に

『差額無しの5~6人部屋は数に限りがあります。

3~4人部屋(1日あたり¥5,500~¥6,500)になってしまう場合があります。』

と言われた。

ついでに窓口で聞いてみると

この場合の差額は 自己負担ということだった。

当然といえば当然か。。。



一通りの説明が終わり

申請書の控えを持参した上 市役所の障がい福祉課へ行くように話があった。

【特定疾患患者福祉手当】というものがあるらしい。

この手当の金額は自治体によってさまざまに設定されているらしい。

先日『OPLLクラブ』でもこの手当について取り上げていた。

ちなみに私が住んでいる地域では¥4,000/月 しかも厳しい所得制限がある。

それに対して、例に挙げられている渋谷区の場合

¥15,500/月 所得制限なし。。。というように雲泥の差がある。



窓口で【特定疾患患者福祉手当受給資格認定申請書】を書いて

さっそくその場で審査をしてもらったが

基準をパスすることは出来なかった。。。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)手術直前

2008年10月19日

申請 Part.1☆

10月16日 木曜日。

【特定疾患医療受給者証】の申請のため

最寄の受付窓口となっている保健所の地域保健課を訪れた。



特定疾患に認定されると・・・

認定された疾患の治療について、公費負担が受けられ、

患者の医療費負担は収入に応じた限度額内に軽減される。



また、申請時に提出した臨床調査個人票のデータは

国の研究機関に送られ、疾患研究の基礎資料として利用される・・・というものである。



しかし疾患ごとに認定基準があり、その条件を満たさないと認定されない。



後縦靱帯骨化症でも認定基準がある。

その認定基準とはどの程度のものなのか以下に挙げてみた。

1:上肢運動機能

  0点 箸またはスプーンのいずれを用いても自力で食事をすることができない。

  1点 スプーンを用いて自力で食事ができるが、箸ではできない。

  2点 不自由ではあるが、箸を用いて食事ができる。

  3点 箸を用いて日常食事をしているが、ぎこちない。
 
  4点 正常

 この場合は利き手側を示しており、

 利き手でない側については紐結びやボタン掛けなどを参考としている。  



2:下肢運動機能

  0点 歩行できない。

  1点 平地でも杖または支持を必要とする。

  2点 平地では杖または指示を必要としないが、階段ではこれらを要する。

  3点 平地・階段ともに杖または支持を必要としないが、ぎこちない。

  4点 正常



頚椎の場合 上肢・下肢のいずれかが2点以下となった場合 認定基準を満たす。

ただし、7点の場合でも手術治療を行う場合は認められる。



手術治療を行うか

もしくは重度にならないと認めてはもらえないというものである。



認定された場合には

前年の所得税課税年額により7つの階層に分けられ、

その階層に応じた医療費の自己負担分が軽減される。

患者が生計中心者本人の場合

最高でも入院¥11,550/月  外来¥5,775/月 となる。

他の病気と比べると 負担額は格段に少ない。



きっと特定疾患とは・・・

それだけ治療方法や原因解明等の調査研究が必要な疾患であるということなのだろう。


  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)手術直前

2008年10月18日

白い巨塔(3回目)Part.5☆

前回の記事の

診察と最後のネックカラー測定とのあいだに

1時間の待ち時間があった。

すでに昼1時を回っていたので食事をとることにした。

いつの間にか外は雨。。。

連日のハードスケジュールにより疲労もピーク。

付き添ってくれていた妻のご機嫌もだんだん斜めに。。。



外に出て雨に濡れるのもいやだなぁ。。。

この白い巨塔の最上階には帝国ホテル監修のレストランがある!



ということで せっかくなので行ってみよー!



特製ビーフカレーをチョイス☆



妻はハンバーグのランチセットをオーダーしていました。



眺めはこんな感じ。



結局 病院を出たのは15時頃。

ということは 滞在時間7時間。。。



付き添ってくれた妻と娘へ。

お疲れさまでした。

とても心強かった。

ありがとうね。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(4)手術直前

2008年10月17日

白い巨塔(3回目)Part.4☆

手術の方法について説明を受けた後

入院期間について質問した。



『合併症が全く無く、順調に経過した場合

抜糸が終われば退院となります。』と、H医師は言う。



『抜糸までの時期というのは二週間後くらいですか?』と訊いてみると



『そのくらいですかね。。。

でも箇所が箇所だけに 何らかの合併症はありますけどね。』



。。。。。。。

結局二週間じゃ済まない可能性大なの?



あれ!?ということは

年末に絡む可能性だって大アリじゃないかーーーっ!・・・と心の声。



でも同じ病気で手術を経験された方からのメールによると

暑い時期の手術よりも 冬の時期のほうが良いみたい。

自分のような汗かきだと特に。。。



最後に 特定疾患医療受給者証の申請に必要な

臨床調査個人票(診断書のようなもの)の作成をお願いした。



一旦診察室を出たあと

看護師から次回の検査・診察および入院についての説明を受けた。

次回は11月11日

心電図検査・血液検査・尿検査および自己血の採血を行ったのちに診察の予定となった。



その後は採血室に移動して採血。

次にはネックカラーの測定を行った。

次回の診察時には

ピッタリサイズのネックカラーが出来上がっている予定だ。


  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(2)手術直前

2008年10月16日

白い巨塔(3回目)Part.3☆

手術の日程が決定した後に

気になっていた『疑問』

手術の方法と入院期間について質問をした。



『確かに後湾曲している状態だと前方法も考えられますが

その場合は骨化がある部分に集中している場合に限られます。

前方法は頚椎の前側の骨を切り取る手術になります。

骨化が2番から7番までの広範囲で見られる今回のケースでは適用されません。

何個も切り取るわけにはいかないのです。

なので手術は後方からの椎弓形成術になります。』


**********************************


ここで椎弓形成術とはどのような手術になるか。

脊椎手術ドットコムhttp://www.sekitsui.com/index.html)さまの

ご理解とご協力をいただきましたのでご紹介いたします。



椎弓形成術には

椎弓の正中で開く【縦割法】と

椎弓の片側に切り込みを入れて開く【片開き法】があります。

いずれの方法も まるで『開きドア』のイメージになります。



文章だけではイメージが難しいと思いますので

大変わかりやすい説明付きの動画を御覧下さい。(PC ONLY)



どの箇所まで施術するのかは これから検討されるようですが

いずれにしても大変大掛かりな手術であることが ご理解いただけると思います。


☆脊椎手術ドットコム 日本ストライカー株式会社 の徳田様 御協力まことに感謝いたします☆


**********************************


H医師は続けた。

『ただし・・・明らかに後湾曲しているため

施術後の姿勢には十分注意を払わなければなりません。

よって、あごを完全に乗せるタイプのネックカラーを使用して

しばらくは正常な姿勢をキープしなければなりません。

うつむいて下を向いた姿勢は避けなければなりません。』



H医師の回答により

引っかかっていた『疑問』はあっけなく解消した。



次に入院期間について質問をした。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)手術直前

2008年10月15日

白い巨塔(3回目)Part.2☆

診察室に入ると

H医師の他に2名の担当医が同席していた。



妻と子供と一緒に席に着く。

腰椎のMRIとレントゲンの画像を見ながらH医師の説明が始まった。

『腰椎には異常は見られません。ヘルニア等も無いようです。

強いて挙げれば、椎間板の一部が黒く写っています。

ちなみに白く写っているのが健康な椎間板です。

でも特に支障は無いでしょう。』



・・・ホッとした。

頚椎だけでも大手術なのに

腰椎にもメスを入れるとなったら一大事だった。。。



現在の症状を確認した後

さっそく手術の日程を決めることになった。



『急激に進行しているわけではないので

お好きな時期をおっしゃってみて下さい。』とH医師。



『年末に絡まなければ 特に。。。』と答える。

H医師はスケジュールがビッシリと書き込んである手帳をめくっている。

私もすぐ隣でそれを覗き込んでいる。



『12月8日はどうですか?』とH医師。



・・・・・12月20日は娘のお遊戯会。

翌21日は娘の誕生日 そのすぐ後にはクリスマス。。。

スケジュールが詰まっているこの時期だけは

出来れば避けたかったのに。。。



『11月中は一杯なのですか?』と訊くと

『無理やり詰めれば出来ないことも無いですが。。。』とH医師。



・・・一世一代の(?)大手術なのに無理やり詰め込みたくは無い。。。



『では1月はどうでしょう?』と再び訊いてみると

『延ばしたって良いことはないから12月にやっちゃいましょう!』とH医師。



・・・じゃあ訊くなよ。。。と心の声。



このH医師 ポーカーフェイスなので

どこまで真剣でどこからがジョークなのか掴みづらい。。。

なので つっこみたくてウズウズしててもさすがに出来ない。。。



ということで、Xデーが決定した。

12月4日入院、12月8日に手術。



次に 気になっていた手術の方法と入院期間について質問した。



********************************



以前ご紹介した『OPLLクラブ』

ここに先週末の記事にて 私が書いているこのblogをご紹介いただきました。

温かい励ましのお言葉までいただきましてありがとうございます。

落ち着きましたら改めてメールにてお礼と近況報告をいたします。

今後ともよろしくお願いいたします。



また

そこにまでコメントを入れていただいた【とんぼさん】

本当にありがとうね☆  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(6)手術直前

2008年10月14日

白い巨塔(3回目)Part.1☆

本日10月14日

予定時間10分前の8時05分 病院前に到着。

1Fで再来受付を済ませ 2Fの放射線科受付へ。

予約時間の8時30分ちょうどに名前を呼ばれ MRI撮影室に入る。



MRIは2回目なので事前の説明は簡単なものだった。

今回はヘッドホンが設置している検査台だったので

大きな音は気にならず

撮影時間は15分程度でスムーズに終了した。



・・・と、ここまでは順調だった。。。



4Fに上がり 整形外科受付で手続きをし

予約時間の10時を待つ。



・・・待つ。



・・・待つ。



・・・待つ。



11時を回る頃にようやく順番が回ってきた。



・・・と思ったら、

『MRIの他にレントゲン撮影もあったのはずですが・・・』と看護師さん。



・・・そういえばMRIの撮影が終わったら

放射線科受付に立ち寄るように言われていたような。。。



ふと横を見ると・・・妻の冷たい視線が刺さる。。。



急いで2Fに下りて放射線科受付へ。

やはりあの時に言われていたようだった。



レントゲンを撮り終えて

4Fに戻り再び待つ。



・・・待つ。



・・・待つ。



・・・待つ。



12時を回った頃 再び順番が回ってきた。

予約時間の2時間遅れでようやく診察室へ入ることが出来た。
  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(4)手術直前

2008年10月13日

出発☆

運命の『白い巨塔』が明日に迫りました。

そんな緊迫したムードをよそに

この記事がUPされている頃は 

家族みんなで アノ国で遊び呆けていると思います。。。



たっぷり遊んで思い出を作って

明日に臨みたいと思います。

では行ってきます(^^ゞ  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(2)今日の出来事

2008年10月12日

運動会☆

昨日は 娘が通っている保育園での運動会が開かれた。



微妙な天気にも負けず 頑張った!



昨年まで 毎年綱引きや親子競技に参加していたのに

・・・今年はカメラ専門だった。。。



くやしいなぁ。。。



来年は年長さんだし

良くなってまた参加したいなぁ。



昨夜 ビデオテープを整理したついでに

過去の運動会とお遊戯会のVTRを観た。

1歳10ヶ月のときの運動会や2歳のときのお遊戯会・・・

あんなときもあったんだなぁとしみじみ。。。^^;  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)今日の出来事

2008年10月11日

健康診断☆

昨日は1年半ぶりに健康診断を受けてきた。



健康じゃないのはわかっているけど

どんな結果が出ることやら。。。


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毎度『けんけんのOPLL闘病日記☆』をご覧いただきましてありがとうございます。


昨日、先日の記事でもご紹介しましたOPLLクラブのtoutake代表から

温かい応援メッセージをいただきました。

心より感謝いたしますとともにご期待に応えられるよう頑張ります!



現実の方が思ったよりも展開が速いため

ここしばらくは急ピッチでお届けしておりましたが、

ようやく現実に追いつくことが出来ました。

誠に勝手ながら 次回以降この日記は不定期更新となります。

いよいよ運命の『Xデー決定』が3日後に迫りました。

本格的な闘いや苦悩はこれからが本番になります。



これからもこの『けんけんのOPLL闘病日記☆』をどうぞよろしくお願いいたします。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(2)今日の出来事

2008年10月10日

投薬歴 5☆

7回目の診察が終わって処方された薬は次の通り。



(継続)
オパルモン錠 5マイクログラム 1日3回 毎食後服用

効能:血の流れを良くする薬です

注意事項:ワルファリン等、飲み合わせに注意が必要な薬があります。
       他の医療機関で診察を受けたり、薬局で薬を購入する際には、
       この文書を見せてください。
      
       発疹・かゆみ等の過敏症状、皮下出血や気になる症状が現れた時には
       服用を中止し、医師か薬剤師に相談して下さい。
       また、出血しやすい方は医師に申し出て下さい。




(継続)
ミオナール錠50mg 1日3回 毎食後服用

効能:筋肉のこわばりを和らげる・筋肉の痛みを和らげる薬

注意事項:飲み合わせに注意が必要な薬があります。
       他の医療機関で診察を受けたり、薬局で薬を購入する際には、
       この文書を見せてください。

       発疹・かゆみ等の過敏症状や、気になる症状が現れた時は服用を中止し、
       医師か薬剤師に相談して下さい。

       持病、アレルギー体質、現在服用中の薬の有無等は、前もって医師や薬剤師に
       申し出て下さい。




(継続)
メチコバール錠 500マイクログラム 1日3回 毎食後服用

効能:ビタミンB12を補う薬です。末梢神経の炎症を抑える薬

注意事項: 発疹・かゆみ(0.1%未満)等の過敏症状が現れた時は服用を中止し、
       医師か薬剤師に相談して下さい。

       光の当たらない涼しい所に、湿気を避けて保管して下さい。




(継続)
ソランタール錠 100mg 疼痛時 6時間以上あけて

効能:炎症や痛みを抑える薬です

注意事項: 発疹・かゆみ等の過敏症状、呼吸困難などが現れた時は服用を中止し、
       医師か薬剤師に相談して下さい。

       車の運転や危険を伴う作業は避けて下さい。
       また、薬の作用が強く出ることがありますので、飲酒は控えて下さい。




(継続)
セルベックスカプセル50mg 疼痛時 6時間以上あけて

効能:胃の粘膜を保護する薬です

注意事項: 発疹・かゆみ等の過敏症状や、気になる症状が現れた時は服用を中止し、
       医師か薬剤師に相談して下さい。

       


前回と全く同じ薬を処方された。

効果についての自覚はあまり無い。



今回は東京での診察を間に挟むので

今までと比べると1.5倍の

6週間 42日分が出された。



それにしては前回と会計がほとんど変わっていない。。。

ちょっぴり不思議な気がした。  

Posted by けんけん☆ at 20:00Comments(0)手術に向けて